2021.01.13 CBD・THC
医療用大麻は日本では使えない!代替品のCBD製品とは?
世界中で医療用大麻の合法国が年々増加しています。海外では大麻が医療用として活用されていることはご存知の方も多いはずです。
なかには、「嗜好用と医療用の大麻は一体どこが違うのか」「医療用大麻にはどんな効果があるのか」と気になられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、まず医療用大麻の特徴を詳しく解説し、日本と海外での医療用大麻を取り巻く状況をご紹介。さらに、今注目を集めている医療用大麻の代替品CBD製品についてもお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
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医療用大麻とは?大麻の成分を使った医薬品
「医療用大麻」とは、大麻に含まれる化合物カンナビノイドを活用して作られた薬のこと。カンナビノイドのなかでも主に次の2つの成分が医療現場で効果をもたらしていると言われています。
- THC(テトラヒドロカンナビノール)<br>一気に高揚感を高める精神活性作用があり、嗜好用大麻の主成分としても有名。痛み止めや食欲増進などの効能があるが、脳や精神に悪影響を及ぼす。
- CBD(カンナビジオール)<br>心身をリラックスさせる作用を持つ。うつ症状や不安症、不眠症などを改善し、緩やかに痛みを緩和する効果も。THCのように急激に精神を活性化させる作用はないので脳や精神への影響も少なく安全性が高い。
日本では、CBD成分の取り扱いは合法です。しかし、THC成分を含む大麻の使用は嗜好用、医療用問わず法律によって規制されていますので、医療用大麻の使用はできません。日本では目にすることのない医療用大麻にはいったいどんな特徴があるのでしょうか。以下で詳しく確認していきます。
医療用大麻を使うメリット!てんかんの治療に効果あり
治療する疾患の症状に合わせTHCとCBDの成分量を適切に調整することにより、医療大麻は多くの疾患に対応できます。実際に医療用大麻が合法化されている国の事例を確認してみましょう。
例えば、アメリカでは、乳幼児期や小児期に発症するてんかんの治療に医療用大麻を使用したところ、症状が改善。また、医療用大麻は他の薬と併用が可能なため、抗がん剤治療の副作用で食欲不振や痛みに苦しむ癌患者にも大きな効果をもたらしています。
さらに、安価で治療ができることも魅力のひとつです。医療用大麻は原料の製造や調剤にかかるコストが低いため他の医薬品に比べて安価で利用することが可能。経済的に余裕のない人でも治療を続けやすくなるでしょう。
医療用大麻を使うデメリット!疲労感や吐き気などの副作用あり
デメリットとしては副作用があげられます。一般的には、副作用が起こりにくいと言われている医療用大麻。しかし、使用する薬に含まれるTHCとCBDの配合量や患者の体質により副作用があらわれる可能性もゼロではありません。
医療用大麻の副作用としては、主に疲労感や吐き気、眠気、不安症、記憶力の低下。さらには、食欲の増加(通称マンチ)や記憶力の低下、幻覚といった症状もあげられます。
精神疾患を患った経験がある人や妊婦、授乳中の人への使用は不可。他にも、重い腎臓病や肝臓病、薬物依存の場合、また子供やお年寄りなども使用が限られる場合があります。
医療用と嗜好用の大麻の違いは成分にあった
ここまで、医療用大麻の特徴についてご紹介しました。「医療用大麻の特徴は分かったけれど、嗜好用大麻と一体何がちがうのか」と疑問を持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、医療用と嗜好用の大麻の違いについて解説します。
医療用と嗜好用の大麻の違いは、大麻に含まれる成分の割合です。嗜好用大麻は脳に刺激をあたえ精神を活性化させる効能があるTHC成分を多く含みます。一方で、医療用大麻は、脳への影響が少なく不眠症の改善や痛みの緩和などの効能をもつCBD成分を主に用いています。
日本における医療用大麻合法化をめぐる議論
日本では医療用を含めてTHC成分を含む大麻はすべて違法です。しかし、脳や人体への影響が少なく大麻合法国の医療現場で様々な疾患の治療に効果を発揮している医療用大麻。日本でも医療用大麻の合法化を求める動きがあり、専門家による議論が盛んに行われています。
大麻と同じく危険薬物として規制されているモルヒネや覚醒剤は医療用として使用が許可されています。大麻だけ医療用に使用不可なのはおかしいというのが大麻合法化に賛成派の意見。一方で、反対派は、CBD成分を多く含む医療用大麻が脳に与える影響は少ないとはいえゼロではないことを懸念。医療技術が発達し大麻よりも効果が高い薬を作れる日本では大麻を使用する必要はないと主張しています。
日本で合法な大麻成分CBD
何度もお伝えしているとおり、日本で規制されているのはTHC成分を含む大麻のみで、CBD成分は合法です。医療用大麻を使用することができない日本では、今、CBD成分を活用できないかという考えが広まっています。
ここでは、CBD成分が日本でどのように活用されているのか、さらに、CBD成分を活用した製品の活用事例についてご紹介します。
医療用大麻の代替品CBD。オイルとして購入可能
医療用大麻の代わりとしてCBD成分を使用した製品がすでに開発されているのをご存知でしょうか。開発されている製品はCBD成分配合のオイルが主流となっています。
CBDオイルの使用方法は簡単。オイルを舌の裏側に少し垂らすだけです。前述のとおり、CBDにはリラックス作用や鎮痛作用があるので不眠症や痛み、ストレスに苦しむ方の間で広く活用されています。購入はインターネットからだけでなく店頭でも可能。百貨店やCBD専門店、ドンキホーテなどCBD商品を取り扱う店舗は年々増えています。気になる方はぜひ足を運んでみて下さい。
CBDオイルの効果。ストレス緩和やてんかんなどの発作に
CBDオイルの効果について、世界各国で研究がすすんでいます。CBD成分を配合した薬「Sativex」は癌による痛みを軽減する効果に期待が高まり、すでに各国で臨床試験を実施済。
また、アメリカでは2016年に、200人を超えるてんかん患者へCBDを経口投与しCBDの効果を検証する大規模な実験が行われました。結果、CBDを摂取した人々のうち64%でてんかんの発作が減少。しかし、一部では眠気や食欲不振、疲労感といった副作用が確認されたという報告もあります。
さらに、動物や癌細胞を用いた実験でCBD成分に抗癌作用が確認できたという実験結果も。大腸癌や乳癌、白血病細胞などに広く効果があるのではと期待が寄せられています。今後さらなる研究がすすんでいくことでしょう。
海外の医療用大麻の現状・カナダなどでは合法
医療大麻が合法化されている国を一覧にまとめましたので、ご覧下さい。
地域 | 国名 |
アジア | 韓国、タイ、フィリピン、イスラエル |
ヨーロッパ |
スペイン、スイス、イタリア、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ クロアチア、ギリシャ、オランダ、ポーランド、ルーマニア |
北アメリカ | カナダ、アメリカ |
中南米 | ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー、ウルグアイ |
オセアニア | オーストラリア |
出典:世界各国の医療用大麻の政策と実践(2018年4月現在)
実際に大麻が合法化されている国では、大麻をどのように使用しているのでしょうか。
3ヶ国の実例を見てみましょう。
カナダの医療用大麻の使用状況
カナダでは、2001年に医療用の大麻が、2018年には嗜好用の大麻も合法化されました。法規制のため大麻について研究可能な範囲は限られるなか、神経の炎症やてんかんなどで大麻の効能が認められています。
2016年、カナダの医療用大麻に関連する企業からPTSDを発症した兵士の治療に効果がある医療用大麻を開発。PTSDの症状に苦しむ兵士が大麻を利用した際に症状が軽減されたとの証言に基づき開発されたものです。
精神医学本「Molecular Psychiatry」によれば、大麻にはPTSD患者に生じる症状の緩和を促す成分が含まれているとのこと。現在では、医療用大麻はストレスを軽減するための手段としても世界中で広く活用されています。
アメリカの医療用大麻の使用状況
アメリカでは、一部の州で大麻が合法化されています。大麻が合法かは各州の住民投票により決められており、医療用としてのみ許可している州もあれば、一部では嗜好用としての使用まで可能な州も。
ここでは、医療用、嗜好用ともに大麻が合法化されているカリフォルニア州についてご紹介します。カリフォルニア州の合法化が推進されたのは、エイズの流行が深く関わっています。エイズ患者が激痛や食欲不振など治療薬の副作用を緩和するために大麻を服用し検挙者が続出したため、医療用大麻が合法化されました。現在では、医療用大麻は小児てんかんをはじめとして多くの患者の治療に役立てられています。
ウルグアイの医療用大麻の使用状況
世界で初めて大麻が合法化された国であるウルグアイ。合法化されたのは、2013年のこと。大麻の合法化により、大麻の製造や販売は政府の管理下におかれました。大麻の製造や販売による収入を国の新たな収入源として活用しています。
大麻の合法化により世界で医療用麻薬の需要が増えるなか、現在では多国籍企業が世界の医療用大麻に使用するためウルグアイの大麻栽培に注目しています。ウルグアイにとって大麻の栽培は経済をうるおすために欠かせない存在となっていくことでしょう。
まとめ:日本では医療用でも大麻は違法。代替品のCBD製品を検討しましょう
この記事では、まず医療用大麻の特徴を詳しく解説し、日本と海外での医療用大麻を取り巻く状況をご紹介。さらに、今注目を集めている医療用大麻の代替品CBD製品についてもお伝えしました。大麻が合法化されている国で多くの疾患に対し効果を発揮している医療用大麻。
日本では医療用、嗜好用問わず法律により規制されており、医療用大麻の効果を得ることはできません。しかし、大麻の成分のなかでもCBD成分は、日本でも使用が認められています。
医療用大麻の代替品として今注目を集めているCBD製品。ストレス緩和やてんかんの改善にも有効性が確認されています。気になる方はぜひ、CBD製品を取り扱う店舗やECサイトをご自身の目でみてみることをおすすめします。
※当メディアで大麻関連の情報を発信しておりますが、大麻の所持・使用を推奨するものではありません。日本では大麻の所持や栽培は法律により固く禁じられています。絶対に大麻を使用しないでください。
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