2021.01.13 CBD・THC
大麻成分THCとは?効果や効能・CBDとの違いを徹底解説!
大麻の成分にはTHCと呼ばれる成分が含まれています。ですが、THCがどのような成分であるのか答えられる人は少ないでしょう。
大麻にはTHCの他にもCBDと言われる成分も含まれています。THCとCBD、響きは似ていても大きく異なるものであり、CBD製品であれば合法的に使用できます。
この記事では、THCとはどういった成分なのか、摂取するとどのような効果があるのか、CBDとの違いまで詳しく解説していきます。
日本では大麻の使用所持は厳しく規制されています。THCやCBDといった成分の特徴を知り、誤った使用や所持をしないように正しい知識を身につけましょう。
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THCとは?大麻に含まれる化学成分『カンナビノイド』の一種
THCとは大麻に含まれる化学成分「カンナビノイド」の1つであるテトラヒドロカンナビノール(TetraHydroCannabinol)のことで、大麻の主要な精神活性成分であり最も代表的な成分と言えるでしょう。
大麻の葉と花から抽出されるTHCは多好感や陶酔感を刺激する成分です。100種類以上あると言われるカンナビノイドの主成分の1つになります。
気分が高揚したり幸せな気分になったりといった大麻のイメージはTHCの成分の影響です。THCをさらに理解するためにはカンナビノイドについて知る必要があるでしょう。以下の記事でカンナビノイドについて解説していきます。
そもそもカンナビノイドって何?
カンナビノイドは自然にある化合物で、大麻草に含まれています。大麻草は約500種類の化合物が含まれており、その中でもカンナビノイドにある化合物は104種類があります。
日本臨床カンナビノイド学会は以下の様に定義しています。
カンナビノイド・・・薬用植物アサの有効成分
アサ科1年草の薬用植物アサ(Cannabis sativa L.)には、カンナビノイドと呼ばれる生理活性物質が含まれています。カンナビノイドは、炭素数21の化合物で、104種類あります。その中で、よく知られているのは、マリファナの主成分で有名なTHC(テトラ・ヒドロ・カンナビノール)と精神作用のないCBD(カンナビジオール)です。
THC及びCBDは、1960年代にイスラエルの化学者メクラム氏によって発見され、ポリフェノール構造をもちます。THC濃度が0.3%未満の産業用大麻と呼ばれているアサの品種にCBDは、1~15%ほど含まれています。
日本では、1948年に制定した大麻取締法によって、カンナビノイドを多く含む花穂と葉の利用を禁止しています。また、日本では、大麻取締法第四条によって、医師の交付、患者の施用の両方が禁止されています。
現行法では、茎および種子由来のCBDであれば利用することができます。
都道府県知事の許可があれば、農家には大麻栽培者免許、麻薬取締官や大学等の研究者には大麻研究者免許が交付され、アサを栽培したり、研究したりすることができます。しかし、これらの免許取得は、厚生労働省の指導や通知の細かい規定をクリアすることが非常に難しいのが現状です。
引用元:日本臨床カンナビノイド学会
人間の体にはECS(エンドカンナビノイドシステム)と呼ばれる運動機能や感情、食欲などを調整する機能があります。何らかの原因でストレスがかかるとECSの働きが鈍くなる(カンナビノイド欠乏症)となり、さまざまな病気の原因になります。
カンナビノイドを摂取することでカンナビノイド欠乏症の状態から抜け出し、体の機能が正常に戻す働きがあるといわれています。
大麻草から由来したカンナビノイドは「植物性カンナビノイド」と呼ばれ、自らの体内で作り出し活性化されるものは「内因性カンナビノイド」と区分されます。
THCを摂取するメリット|摂取すると精神が活性化する
THCには陶酔感やリラックス効果、鎮痛作用などメリットが数多くあります。以下に代表的なメリットを紹介します。
- 気分の高揚感
- リラックス効果
- 不眠症の改善
- 食欲の増進
- 鎮痛作用
THCを摂取すると脳や中枢神経系に集まっているカンナビノイド受容体と結合するので、以上の効果があらわれると言われています。カンナビノイドとECS(エンドカンナビノイド)などの体のカンナビノイド受容体が互いに働き相互作用が起こります。
体の一部の皮膚や筋肉でさえもカンナビノイド受容体をもっているので大麻のクリームや塗り薬なども効果的になる理由です。
THC以外のカンナビノイドにもリラックスや鎮痛作用はありますが、THCは特に精神活性化作用が強いといえるでしょう。
THCを摂取するデメリット|多くの副作用がある
一方、メリットだけではなくデメリットも多数あります。深刻な副作用とも言えるでしょう。
- めまい
- 精神の不安感
- 気管支炎のリスクが高まる
- 記憶障害
- 疲労感
THCを摂取すると脳細胞が破壊されるといった説もあるようですが、まだ確定的な研究結果はありません。
その他として、依存症となるリスクが高まるとされています。THCを摂取することによる影響はまだ明らかになっていないことも多数あります。わかっているだけでもこういった影響があると知っておきましょう。
THCの摂取は違法!?日本では規制対象になる
1948年に制定された大麻取締法によって、カンナビノイドを多く含む大麻の花穂と葉は利用することが禁じられています。THCは大麻草の葉や花に多く含まれ、規制対象となるので利用はできません。
大麻草成分のTHCが0.3%以下の産業用品種であっても薬物乱用防止の観点から栽培することは非常に難しく、気分を高揚させる効果があることから医療用であっても厳しく規制されています。
注目すべきは、規制対象が茎や種子以外の葉、花の部位という点。THC自体は法に触れる物質ではありません。ですがTHCは花や葉に含まれているため、おのずとTHCは規制対象となるわけです。
THCとCBDの違いとは?
CBD(カンナビジオール)も大麻草に含まれる大麻草成分カンナビノイドです。CBDとTHCは作りが非常に似て、化学式も同一となっています。しかし、原子配置は異なる作りになっているため摂取した際には効果の違いが現れます。
CBDとTHCの大きな違いは精神活性化効果の有無です。THCは精神を活性化するため主に陶酔感などが現れますが、CBDでは活性化効果はないためそういった効果はあらわれません。
CBDはTHCのような効果はないため、現在でも規制対象にはなっていません。CBDは体にさまざまな良い効果をもたらし、病気の症状を改善するなどの働きも確認されています。
THC | CBD | |
効果 | 活性化効果 | 非活性化効果 |
用途 |
陶酔とリラクゼーション 睡眠と眠気 食欲覚醒剤 鎮痛剤 制吐剤 筋弛緩剤 |
抗不安 神経保護剤 抗けいれん薬 抗精神病薬 抗腫瘍性 鎮痛剤 抗炎症 |
副作用 |
依存症や脳、精神への悪影響 記憶障害 運動機能低下 吐き気 |
下痢 口の渇き 強い眠気 食欲の変化 |
合法性(日本) | 違法 | 合法 |
THCは精神活性化の作用がありますが、CBDには精神活性化の作用はなくリラックス効果が得られます。ストレス解消だけでなく、うつやパニック障害、不安感などの精神面の症状の改善効果が期待されています。
THCは葉や花に含まれるため規制対象となりますが、CBDは主に大麻草の花冠や茎、種子から抽出されます。そのため規制対象にはならず、CBD製品であれば合法的に使用することができます。
まとめ:THCは違法だがCBD製品は日本でも合法的に使用できる
今回の記事でTHCはカンナビノイドの一種であることやその成分、違法性、CBDとの違いについてまとめてみました。
THCは日本では法律で厳しく所持および使用が規制されているため、馴染みのない成分にはなりますが、合法な国では娯楽や医療用と幅広く使われている成分でもあります。
日本に住んでいる以上THCを使用することはできませんが、CBDを使用することは可能です。CBDのメリットデメリットをよく理解しておくことで楽しみや趣味が広がり、より素敵な人生にすることができるでしょう。
※当メディアで大麻関連の情報を発信しておりますが、大麻の所持・使用を推奨するものではありません。日本では大麻の所持や栽培は法律により固く禁じられています。絶対に大麻を使用しないでください。
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