2021.03.12 海外の大麻事情
【合法化】コロラド州の大麻事情を徹底解説|規制の詳細や大麻体験ツアーも紹介
アメリカの西部にあるコロラド州。コロラド州では、大麻が合法化されていることをご存知でしょうか。
この記事では、早い段階で大麻が合法化されたアメリカのコロラド州の大麻事情を徹底解説。大麻が合法な地域コロラド州での大麻の規制状況や、コロラド州で盛んな大麻観光事業についてご紹介します。
さらに、大麻の合法化により、コロラド州で生じたメリットとデメリットについてもお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
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【アメリカ初】コロラド、大麻合法化の州
アメリカの大麻に関する法規制は、州によって異なります。大麻を医療用としてのみ合法化している州もあれば、なかには嗜好用としても合法化している州も。
10年ほど前まで、大麻の嗜好用としての取り扱いは、アメリカ全土で違法薬物として禁止されていました。大麻の合法化が急速に進みだしたのは、2012年のこと。コロラド州は大麻を嗜好用として合法化するための住民投票を行いました。
住民投票の結果、コロラド州では、アメリカで初めて嗜好用としての大麻の取り扱いが合法化され、2014年から嗜好用としての大麻の販売が開始。
コロラドでの大麻の合法化をきっかけに、アメリカの多くの州で大麻合法化の動きが高まりました。現在、アメリカで嗜好用としても大麻が合法化されている州は、15州にものぼります。(2020年11月現在)
コロラド州の大麻規制の概要
すでに大麻が合法化されているコロラド州ですが、大麻の取り扱いに対してどのような規制を設けているのでしょうか。
次の3つの項目に分けて確認していきましょう。
- 年齢
- 所持量
- 禁止行為
年齢
大麻の嗜好品としての取り扱いが合法化されているコロラド州では、大麻は日本でいうタバコやお酒と同じような存在です。
コロラド州で大麻の使用が可能なのは、原則として21歳以上。21歳未満の人は、コロラド州の住民であっても大麻を所持することが禁止されています。
所持量
大麻を所持できる量にも制限が設けられています。所持できる量は、コロラド住民とそれ以外の人で異なります。
コロラド州の住民は、1オンス(約28グラム)の乾燥大麻を所持することが可能。コロラド州の住民以外は、1店舗で1日に購入できる量は4分の1オンス(約7グラム)と限られています。
禁止行為
年齢や所持量以外にも、大麻の取り扱いに際して禁止されている行為があります。禁止行為は大きく分けて次の3つです。
- 他の州への持ち出し行為
- 認可店舗以外での売買
- 公共の場での使用
他の州への持ち出し行為
前述のとおり、アメリカで嗜好用としての大麻の取り扱いが合法化されているかどうかは州によって異なります。大麻を合法化していない州も存在するので、コロラド州で購入した大麻を他州へ持ち出すことは禁じられています。
アメリカ国内だからといって安易に持ち出すと法に反するので注意が必要です。
認可店舗以外での売買
大麻を販売するには、事前にコロラド州から認可を受けておく必要があります。万一、コロラド州から認可されていない店舗で大麻を売買した場合は違法行為です。
売買なので売った人だけではなく、購入した人も法律違反として厳しい処罰の対象となる可能性があります。
公共の場での使用
コロラド州で嗜好用としての大麻の取り扱いが合法化されているとはいえ、アメリカ合衆国の法律では、未だに大麻は違法薬物。
そのため、大麻が合法化されているコロラド州内においても、国が所有する公園や空港などの公共施設で大麻を所持することは違法行為にあたります。
コロラド州の大麻観光事情
コロラド州では、嗜好用としての大麻が合法化されて以来、コロラド州外からの観光客の数が急激に増加しました。
日本では、大麻は取り扱いが規制されており、医療用、嗜好用問わず大麻を所持することは禁じられています。例え海外であっても、日本人が大麻を所持することは違法です。
しかし、近年、世界中で大麻解禁の声が高まるなか、コロラド州の大麻観光事業は今後も益々発展していくと予想されます。ここでは、コロラド州の大麻観光事業で、どのようなことが行われているのか見てみましょう。
大麻体験ツアー
コロラド州で人気の大麻観光事業のひとつは、大麻体験ツアーです。大麻体験ツアーには様々な種類のものが用意されています。
例えば、地元の大麻調剤薬局を訪れるバスツアー。一人で大麻調剤薬局に入るのは、なかなか勇気がいります。しかし、ツアーであれば質問などもガイドを通して行うことができるので安心して訪れることができるでしょう。
他にも、大麻関連施設を巡るものや、大麻をテーマにしたフェスティバルへ案内してくれるものもあります。
大麻使用可能な宿が急増
大麻が合法であるコロラド州でも、公共の場で大麻を使用することは違法であるため、多くの宿やレストランでは禁煙です。しかし、中には大麻を前面に売りにだす宿も増えています。
例えば、大麻をあらわす隠語である「420」などを取り入れた宿の名前を使用して、大麻を提供するプランを用意している宿も。世界中で大麻の合法化が進んでいく中で、大麻を前面に売りにだす宿は、新たなビジネスとして今後もさらに増えていくことでしょう。
コロラド州での大麻の入手方法
前述のとおり、コロラド州で大麻を販売するには、事前にコロラド州から認可を受けて置く必要があります。万が一、コロラド州から認可されていない店舗で大麻を売買した場合は、違法行為にあたりますので注意が必要です。
コロラド州で安全に大麻を購入するためには、どこで購入するのがよいのでしょうか。アメリカで大麻の嗜好用としての取り扱いが合法化されている州では、ディスペンサリーという大麻調剤薬局があります。
ディスペンサリーでは、事前に各州より認可を得て正規に大麻を販売しています。コロラド州に限らず、アメリカの大麻合法国で安全に大麻を購入するなら、ディスペンサリーで購入すべきです。
大麻合法化によるメリット
アメリカで初めて大麻を合法化したコロラド州。嗜好用としての大麻を解禁してから約7年が経ちますが、大麻を合法化したことにより、どのようなメリットを得たのでしょうか。
メリットとしては、次の2つがあげられます。
- 大麻販売による税収
- ブラックマーケット市場の縮小
大麻販売による税収
大麻を販売すると税収が発生します。大麻は非常に人気な商品なので、大麻を合法化し販売することで多額の税収を得ることが可能です。コロラド州での大麻による税収は10億ドル(約1,100億円)を超えています。
コロラド州は、大麻の合法化により増加した税収をもとに学校の建設や公衆衛生環境の整備などを進めています。今や大麻はコロラド州の社会や経済を良くするために欠かせない存在です
ブラックマーケット市場の縮小
コロラド州では、大麻の合法化により、ブラックマーケット市場が縮小されたというメリットもあります。ブラックマーケット市場とは、不法な取引が行われる市場。いわゆる闇市場のことです。
大麻の合法化以降は、政府が大麻の流通を管理することに。ブラックマーケット市場の大きな財源である違法大麻の売り上げを絶ち、ブラックマーケット市場を縮小させることに成功しています。
大麻合法化によるデメリット
ここまで、コロラド州の大麻合法化によるメリットをご紹介しましたが、一方でデメリットもあることを忘れてはなりません。
コロラド州では大麻の合法化以降、次の2つのデメリットが生じています。
- 大麻使用による救急外来が急増
- 子どもによる大麻の誤使用が増加
大麻使用による救急外来が急増
大麻は薬物なので、使用方法を間違えると体に悪影響を及ぼします。大麻が合法化される前の2012年、コロラド州で大麻の使用により発生した救急外来の数は、1年間で250件以下でした。しかし、大麻が合法化された後の2016年には750件以上にまで増加しています。
救急外来の原因は、大麻の吸いすぎや大麻入りのお菓子を食べすぎたことによるものです。大麻には体や精神に作用する成分が含まれています。誤って摂取しすぎると急性の精神障害や中毒症状を引き起こす危険な薬物です。
子どもによる大麻の誤使用が増加
大麻合法国では、子ども自身が大麻を所持していなくても、誤って摂取してしまう危険性があります。それは食用大麻です。食用大麻は喫煙用の大麻とは違い、とても分かりにくいです。
見た目はクッキーやキャンディ、ブラウニーなど、誰が見てもごく普通のお菓子。食用大麻を親が所持していた場合に、子どもが誤って食べてしまうケースが多発しています。
「エディブルとは?大麻入り食品!食べてから効果がでるまでの時間や特徴を解説」の記事では、食用大麻について詳しく解説していますので、食用大麻についてもっと詳しく知りたい人はご参考にされて下さい。
まとめ:コロラド州では大麻合法化が多方面に影響を及ぼしている
2014年、アメリカで初めて嗜好用の大麻を合法化したコロラド州では、21歳以上に大麻の所持が認められています。
コロラド州で大麻が合法化されてから約7年。コロラド州では、現在、大麻観光事業が盛んに行われており、新たなビジネスとして人々に大きな収益をもたらしています。
また、大麻販売による税収で経済が潤い、ブラックマーケット市場が縮小されたという効果も得られています。一方で、大麻の使用に起因する救急外来数の増加や、子どもによる食用大麻の誤食という問題も発生。
コロラド州の大麻合法化は、多方面に影響を及ぼしていると言えます。「【大麻合法化の世界的な流れ】合法国の紹介|いずれ日本も?」の記事では、世界中で起こっている大麻合法化の流れについてご紹介しているので、興味のある人は、ぜひご覧下さい。
※当メディアで大麻関連の情報を発信しておりますが、大麻の所持・使用を推奨するものではありません。日本では大麻の所持や栽培は法律により固く禁じられています。絶対に大麻を使用しないでください。
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