2021.03.12 マリファナ
【徹底解説】大麻のハイによるカウチロックとは?原因の大麻成分に期待される3つの効果も紹介
大麻を吸うことにより起こる副作用「カウチロック」をご存知でしょうか。
カウチロックとは、大麻を吸うことにより気分がハイになりすぎて、身体が動かなくなる状態のことです。主にインディカ種の大麻を使用した時に生じる副作用です。
この記事ではカウチロックが起こる原因と、カウチロックを引き起こす大麻成分の効果について解説します。
この記事を読めば、大麻によるハイの状態や、カウチロックが起こる仕組みを知ることができます。また、カウチロックを引き起こす大麻成分の効果についても理解することができるので、ぜひ最後までご覧ください。
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大麻によるハイは3段階ある
大麻を吸うと大麻成分の精神を活性化させる作用により、ハイの状態になります。ハイの状態には3段階あり、3段階目の状態でカウチロックが起こりやすいと言われています。
各段階には下記のように名前がついており、段階によって身体に起こる症状も違うのです。
- 第1段階:バズ
- 第2段階:ハイ
- 第3段階:ストーン
ここでは、3段階それぞれのハイの状態において身体にどのような変化が起こるのか、順に確認していきましょう。
第1段階:バズ
「バズ」は、大麻によるハイの状態のうち最初の段階です。
バズの状態に自然となるのは難しいため、自分で調整して狙いにいく必要があります。バズになると、浮遊感や落ち着いた幸福感を得ることができます。
バズの段階で、カウチロックは起こりません。
大麻の種類や質によって、バズになる大麻の使用量や、バズが継続する時間は異なります。質の良い大麻ではバズの状態が30分から2時間程度続くと言われています。
第2段階:ハイ
第2段階である「ハイ」は、大麻を使用した時によく起こるハイの状態です。
バズよりもさらに高揚感が湧いて、楽しく力がみなぎってくるような感覚が得られるでしょう。聴覚や視覚などの五感の感覚が研ぎ澄まされるため、集中力や創造性が高まるとも言われています。
例えば、ハイのときに音楽を聞くと、聞きなれた音楽がさらに素晴らしく聞こえることもあるようです。なんでもないことが面白く感じ、コントロールできないほど笑いが止まらなくなるという人もいます。
ハイの段階でも、カウチロックは起こりません。
第3段階:ストーン
ハイの状態の最終段階が「ストーン」です。
ストーンでは、マンチーと呼ばれる状態になることがあります。マンチーはご飯やお菓子を食べ続けてしまう過食の状態です。
カウチロックは、このストーンの状態で起こることが多いと言われています。
カウチロックになると全身が脱力して、活力が失われた状態になります。その場から動くことが出来なくなり、何もすることができません。
カウチロックを避けたいと思う人もいる一方、大麻常習者のなかにはカウチロックを楽しみたいと思う人もいます。カウチロックの状態をうまくコントロールすることで、リラックスした状態や幸福感を楽しむことが目的です。
カウチロックになりやすい人は?大麻の使用頻度が低く耐性がない人
同じ量の大麻を吸った人が皆カウチロックになるわけではありません。以下の3つのいずれかに該当する人がカウチロックになりやすいと言われています。
- 疲れている人
- 睡眠不足の人
- 大麻への耐性があまりない人
疲労がたまっていたり、睡眠が不足していたりすると、カウチロックは起こりやすいようです。カウチロックが起きたことで自分の体調を判断する人もいるほどです。
また、大麻を吸い始めたばかりで大麻の耐性があまりない人も、カウチロックが起こりやすい傾向にあります。
カウチロックを引き起こすのは大麻のテルペン
多数の植物や、一部の昆虫が発するニオイのもととなる有機化合物「テルペン」。大麻に含まれるテルペンの数は200種類以上も存在します。カウチロックを引き起こすのは、大麻に含まれる代表的なテルペンである「ミルセン」です。
ここでは、大麻に含まれるテルペンと、大麻の代表的なテルペンである「ミルセン」の特徴を順に解説します。
大麻に含まれるテルペンとは?
大麻のテルペンは、大麻の花の腺内に分泌される油性化学物質です。肉眼では見えにくいですが、つぼみの結晶毛として観察できます。テルペンには、粘着性と光沢があります。
大麻に含まれるテルペンの種類は実に200種類以上。大麻の種類ごとに、含まれるテルペンの種類や割合は異なります。それぞれのテルペンが違った香りを発するため、大麻の種類により香りが異なるのです。
カウチロックを引き起こすテルペンは「ミルセン」
大麻に含まれる200種類以上のテルペンのうち最も代表的なものは、「ミルセン」と呼ばれるものです。ミルセンは大麻の他にもホップのツルの花やマンゴー、バジルなどに含まれています。
ミルセンには鎮静薬として作用する働きがあります。大麻を吸うことにより、ミルセンが神経や細胞膜などに作用して筋肉の動きを弱めるため、カウチロックが起こるのです。
ミルセンに期待される3つの効果
カウチロックを引き起こすミルセンは、鎮静効果以外にもさまざまな効果をもたらすことが期待されています。ここでは、ミルセンに期待される代表的な効果は下記の3つです。
- 鎮静効果
- 抗炎症効果
- 鎮痛効果
動物実験や研究の段階ですが、長年の研究のなかでミルセンの持つ効能が少しずつ明らかになってきているのです。ここでは、これまでに発表された実験や研究結果を交えながら、ミルセンに期待される3つの効果を順に紹介します。
鎮静効果
ミルセンには鎮静効果があります。
2002年のマウスを用いた実験では、高容量のミルセンがマウスの筋肉を弛緩させ、運動量を減らすという結果がでています。加えて、マウスの睡眠時間は2.6倍に増えたそうです。
ミルセンの含有量が高い大麻は、ストレスや睡眠障害に悩んでいる人に役立つのではないかと期待されています。
抗炎症効果
ミルセンには抗炎効果があります。
2015年に行われた海外の研究で、変形性関節症細胞モデルにおいて抗炎症作用や抗異化作用があることが発表されました。これは、ミルセンが軟骨の劣化を遅らせ、軟骨の劣化を食い止めてくれることを表しているのです。
関節症に限らず、ミルセンには人体の他の細胞や臓器の炎症を抑える効果があるのではと注目されています。
鎮痛効果
ミルセンには鎮痛効果があります。
1990年のマウスによる研究では、ミルセンを投与したマウスの痛みが軽減されたことが確認されました。ミルセンにモルヒネと同じく痛みを緩和する作用が認められているのです。
また、ミルセンを多く含むレモングラスは、昔から民間療法の1つとして鎮痛作用があると言い伝えられてきました。
ミルセンが鎮痛薬として活用できる可能性に期待が寄せられています。
大麻の成分同士が相互に作用し効果を高める?
カンナビノイトやテルペンなど大麻の成分同士が互いに作用し、効果を高めあうことを「アントラージュ効果」と呼びます。アントラージュ効果の理論は、神経科学者と薬理学者であるイーサン・ルッソ博士によって提唱されました。
大麻からTHCやCBDのみを抽出するのではなく、テルペンなど他の成分と一緒に摂取することで相乗効果が得られるというものです。
大麻合法国では、医療用の大麻はTHCやCBDのみで使用されず、植物の大麻として使用されています。その理由は、大麻成分のかけ合わせにより生み出されるアントラージュ効果を期待しているからであると言えます。
まとめ:カウチロックの状態や原因を理解しよう
カウチロックとは、大麻を吸うことにより気分がハイになりすぎて、身体が動かなくなる状態のことです。ハイの状態は3段階あり、カウチロックは3段階目の「ストーン」という状態で起こります。
カウチロックを引き起こすのは、大麻に含まれる有機化合物テルペンのなかでも「ミルセン」という成分です。ミルセンは鎮静効果や抗炎症効果、鎮痛効果が期待されており、研究が進められています。
日本では大麻の取り扱いが医療用、嗜好用問わず規制されていますが、日本で大麻は薬物として悪いイメージになりがちです。しかし、海外の大麻合法国では大麻は医療用として活用されており、多くの人々の助けになっています。
大麻についての理解を深めて、大麻に対する正しい知識を身につけましょう。
※当メディアで大麻関連の情報を発信しておりますが、大麻の所持・使用を推奨するものではありません。日本では大麻の所持や栽培は法律により固く禁じられています。絶対に大麻を使用しないでください。
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