2021.01.13 マリファナ
大麻を吸っている人の7つの特徴!身近にいる大麻常習者の見分け方
大麻が危険な薬物であることは多くの人が知っているかと思います。では、大麻使用者に現れる症状について皆さんは聞いたことがありますか。この記事では、大麻を吸っている人に見られる特徴を紹介します。
また、大麻と混同されがちなCBDについても説明しています。CBDは大麻に含まれる成分ではありますが、違法性はありません。
日本で禁止とされている成分はTHC(テトラヒドロカンナビノール)と呼ばれるもので、CBDはこの成分を含まないためです。「ハイ」になる症状がないので、依存性が極めて低いと考えられています。この記事ではCBDの効能についても説明しています。
日本で大麻は禁止!しかし、CBDは合法
はじめに、日本国内での大麻の所持や栽培は大麻取締法で禁止されています。大麻を営利目的で栽培または輸出入した場合、10年以下の懲役が課せられます。営利目的でなくても7年以下の懲役になるのです。
海外の国では、すでに大麻が広まりすぎて規制が難しいため合法化されているところがあります。読者の皆さんに覚えておいていただきたいのは、合法化されている国があるからといって、決して使用が推奨されているわけではないということです。
一方でCBD(カンナビジオール)は大麻に含まれている成分ではありますが、違法性はなく、医療分野などで使われています。うつ病やパニック障害の治療に使われたり、けがの痛みの緩和やストレス解消のために利用されたりもしているのです。
大麻を吸っている人の7つの特徴
ここからは、大麻使用者に見られる症状について説明します。大麻を吸っている人を注意深く見ることで、外見や行動から特有のサインを発見できる場合があるのです。
あなたの身の回りに「大麻を使っているのかもしれない」と思う人がいるならば、照らし合わせて観察してみましょう。
- 饒舌に話していたかと思えば、突然暗くなってふさぎこんだ状態になる人
- 楽しいことがないのに常にニヤニヤしている人
- 香ばしい臭いの体臭や、お香のような強い匂いがする人
以上の特徴に当てはまる人は、大麻常習者かもしれません。7つに分けて、大麻使用のサインの可能性がある見た目や振る舞いの特徴について説明します。
①テンションが乱高下する
大麻を吸っている人の特徴の1つ目は気分のムラです。テンションが突然高くなったかと思えば、すぐに落ちこんでしまうなど、気分の波が激しいことが多いです。
通常、短時間のうちにテンションが上がり下がりすることはあまりないので、この症状は分かりやすい大麻使用者の特徴だと言えるでしょう。
大麻の効果が現れているときには多幸感に包まれていわゆる「ハイ」な状態になり、効果が切れると気分が暗くなるようです。
気分が高揚しているときにはよく喋るようになったり、いきなり笑いだしたりします。反対に気分が落ち込んでいるときには、パニックを引き起こしたり、無気力になったりします。
②顔が虚ろで目が赤い
相手の顔を見ても目線が定まっていない場合、その人は大麻を吸って興奮状態にあるのかもしれません。大麻を使用して気分が高揚しているときは視線が定まらず、他人と目を合わせることが難しくなります。他者からはアルコールによる酩酊状態のように見えるかもしれません。
また、大麻を吸った後は血圧が上昇し,目の血管が膨張して目が赤くなります。この症状は大麻に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)の影響です。
THCの摂取後に血圧は下がり、その結果血管が膨張して、血の巡りが良くなります。よって、目が充血して赤くなると考えられるのです。
③挙動不審
大麻を吸うとネガティブな考えが増幅される傾向が見られます。よって大麻使用者は「誰かに陰口を言われているかもしれない」などと被害妄想にとらわれることが少なくありません。
「バッドトリップ」と呼ばれる大麻使用後の体験による副作用です。精神状態が不安定になり、絶望的な感情に襲われることで妄想に苛(さいな)まれるのです。
被害妄想だけではなく、「家の鍵を締め忘れているのではないか」などといった日常的な事柄にも不安は及びます。常に何かを気にしていなければならなくなり、生活を送ることさえ難しくなるのです。
④何度も同じことを言う
大麻を吸うと記憶力が低下すると言われています。副作用で記憶力が低下し、自分が話したことでさえすぐに忘れてしまいます。その結果、同じことを何度も繰り返し話してしまうのです。
これは大麻を使用することによって、ミトコンドリアでの電子伝達系阻害が起こることが原因。結果的に、カンナビノイドによる記憶障害が引き起こされて、直前のことすらも思い出すのが困難になってしまうのです。
⑤常にニヤニヤしている
顔つきが常にニヤニヤ、あるいはヘラヘラしている人は大麻を常習的に使用しているかもしれません。大麻を使用することで楽しい気分になり、その高揚感が表情に現れている可能性が考えられます。
気分が高揚する現象は「グッドトリップ」と呼ばれ、この感覚に病みつきになって大麻を常習的に使用してしまう人がいます。
しかし、大麻の吸い方や量、場所やセッティングによっては「バッドトリップ」に陥り、嘔吐感や頭痛、貧血、目眩、立ちくらみのような症状に襲われる人も少なくありません。大麻はこのような深刻な副作用があるため、手を出してはいけないのです。
⑥朝起きることができない
大麻の使用によって、物事に無関心になって朝起きることさえ難しくなる場合もあります。
この原因は、大麻に含まれるカンナビノールという鎮静効果がある成分だと考えられています。この成分が睡眠を長引かせ、スムーズな起床を妨げるのです。
その結果、大麻の使用によって学業や仕事などに興味がなくなって、次第に目標が見いだせなくなります。倦怠感に包まれ、何事に対してもやる気が起きなくなる症状が見られる人もいます。
⑦変な匂い/体臭がする
大麻を使用すると、体から苦いような独特の臭いがします。これは大麻の臭いが付着するためです。
大麻の臭いは「ほうじ茶のような香ばしい香り」、「レモンやマンゴー」あるいは「草のような青臭さ」などと例えられます。
それゆえ、大麻常習者は自分の体臭を神経質なほど気にしているケースが多いです。大麻の臭いを隠すために、香水やお香などの匂いの強いものを使う大麻使用者は多く、体臭が強い傾向があります。
大麻を吸い続けるとどうなる?依存症の可能性や健康被害もあり
大麻には中毒性があります。使用を中止すると、強い不安に襲われ、その不安を解消するために大麻を吸うようになります。
しかも、以前と同じ効果を得るためには以前よりも多くの大麻を吸う必要があるため、使用量がどんどん増えていってしまいます。これが、大麻に一度手を出すと抜けられなくなると言われる所以なのです。
CBDを吸うとどうなる?基本的にCBDは中毒性がない
大麻は依存性があり危険なため日本では使用が禁止されています。一方、CBDは使用が認められています。CBDは大麻に含まれる成分の一部ではありますが、違法性はありません。
大麻は使用することで人の知覚を変化させてしまいます。依存性があり危険なため禁止されているのも納得ですね。
しかし、CBDには体や脳をリラックスさせる効果があるのみです。実際にCBDは医療や食品、化粧品など様々なジャンルで使われています。
このようにCBDには様々な健康効果が期待されていますが、服用量や使用方法などには注意を払う必要があります。日本国内では処方箋なしで購入することができますが、必ず正しい知識を持ったうえで使用するようにしましょう。
まとめ:大麻を吸っている人の特徴を理解し、大麻常習者を見つけたら警察に通報しましょう!
- 目が虚ろな人
- 同じ話を何度も繰り返してしまう人
- 挙動に不審なところがある人
このような特徴がいくつも見られる人がいる場合、大麻使用者かもしれません。
冒頭で述べた通り、大麻は日本では違法な薬物であり、厳しく規制されています。精神依存性や幻覚作用があり、認知症リスクを高めるという指摘もある恐ろしい薬物です。「もしかしたら大麻を使っているのかも」と思う人があなたの周りにいたら、警察に相談してみましょう。
※当メディアで大麻関連の情報を発信しておりますが、大麻の所持・使用を推奨するものではありません。日本では大麻の所持や栽培は法律により固く禁じられています。絶対に大麻を使用しないでください。