カンナビスカップ2018の優勝大麻をご存知でしょうか。大麻に興味のある人なら一度は耳にしたことがあるかも知れません。

そもそもカンナビスカップの存在を知っていても「聞いたことがあるけど、いつどこで行われているの？」と疑問に思っている人や、「審査される品種は？」と具体的な内容について知っている人は少ないでしょう。

この記事では世界最大の大麻品評会であるカンナビスカップの概要や日程の紹介からはじまり審査される品種、その他海外で行われている品評会について、そして厳正なる審査によって選ばれた2018年度優勝大麻も種類ごとに紹介します。

日本では大麻の使用や所持は厳しく禁じられております。こちらの記事を最後まで読むことで海外では大麻がどういった扱いなのか、カンナビスカップを通して詳しく知ることができるでしょう。

 

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カンナビスカップとは世界最大の大麻の品評会！概要や日程をご紹介

カンナビスカップ（The Cannabis Cup）はアムステルダムで毎年行われている世界最大の大麻品評会です。アメリカの雑誌（ハイ・タイムズ）の編集者であるスティーブン・ヘイガーにより1987年からはじまりました。

第一回目は参加者100人にも満たない小規模な品評会でしたが、年々参加者が増加し世界最大にまで成長を遂げ、現在では世界中からおおよそ2,000人以上の参加者が集まり大麻の品評会を行います。用意されるのは各国から選ばれたバラエティーに富む品種です。

審査員は選ばれた最高の大麻を吸引するだけではなく、さまざまな観点から審査し世界一の大麻を決定します。

カンナビスカップは大麻が解禁されている都市アムステルダムで毎年11月、5日間に渡って行われています。しかし、年度によって開催時期が異なる可能性があるので興味がある人は早めに日程を調べてください。

審査員は？参加者より入場料が高額

審査員に選ばれた人はコメントを述べる人、審査決定権を持つ人として一般参加者よりも高額な費用を支払わなければなりません。

審査員団は大麻だけではなく吸引パイプや大麻関連製品まで審査を行い開催年度におけるベストマリファナやベストプロダクトを決定し、表彰します。

審査員になった人には特別室が用意されます。審査対象となる大麻以外を追加吸引してしまわないのはもちろん、さまざまな観点からの審査を公平に保つためでしょう。

審査員団は実際に大麻を吸引して審査をする点、出品される大麻のTHC含有量が非常に高いものがある点から、ある程度の大麻耐性が必要です。

以上のことから審査員になることはある種の名誉でもあります。この品評会が世界中から注目されていることの証でしょう。

品種別で審査！3つの品種の違いを徹底比較

大麻と一言に言っても、さまざまな種類があり、それぞれ効果や構造が違います。大きく分けて以下の3種類に分かれます。

• サティバ
• インディカ
• ハイブリッド

知識がない人は見た目だけではどの品種であるか見分けをつけるのは難しいでしょう。

大麻は種類によって効果が全く違います。医療用大麻が効果の違いで選定されるように、それぞれの作用や効果の違いを理解しておくことは重要なことです。

以下に具体的な品種の特徴や効果を紹介します。

①サティバ

サティバという品種は、主に精神面に作用します。サティバの葉は細くシャープで、成長しても2メートル程と、インディカに比べると小さな品種です。

柑橘系を連想させるような甘酸っぱい香りが特徴となりますが、劣化すると異臭を放ちます。東南アジアや南米で育ち収穫まで2〜3週間の品種です。

サティバは精神作用が強い品種です。想像力や集中力を高めてくれますが、人によっては幻覚や妄想を生じることもあります。

②インディカ

インディカと呼ばれる品種は主に体に作用します。インディカの葉は大きく太く、最大で3メートル程に成長しサティバよりも大きな品種でしょう。

インディカは辛みがあり、匂いは臭いという分類が的確になります。そのため「スカンク系」とも呼ばれます。

インディカには鎮痛、鎮静作用があり体をリラックスさせる効果があり、不眠や鬱症状を改善する効果が知られています。

ハイブリッド

ハイブリッド品種とはサティバとインディカを組み合わせたものであり、消費者に両方の良い効果を提供するために育てられた品種です。

深く言うとサティバとインディカの比率が同じものがハイブリッド品種です。サティバをメインにインディカをかけて作られたものはサティバの1つと考えられます。逆も同じです。

両方の効果を一度に感じたいが、両方一度に摂取するのはキツイといった時にハイブリッド品種がオススメとなるでしょう。

2018年大会での優勝大麻は？【品種別】

カンナビスカップはアムステルダムではじめて開催され、その後約30年間に渡り開催されている歴史のある品評会です。

カンナビスカップといえばアムステルダムで行われるというイメージが強いのですが、近年ではアラスカ、ミシガン、カリフォルニアでも開催されています。

優勝大麻は驚くほど値段が高騰します。カンナビスカップの注目度や審査の水準が高いことの証明であるでしょう。

ここからは2018年に開催されたカンナビスカップ優勝品種について、品種別に紹介します。

ハイブリッド部門

1. Biscotti（ビスコッティ） by Connected Cannabis（優勝）
2. Rainbow Rider（レインボーライダー） by Karma Squad（準優勝）
3. Smarties（スマーティーズ）by Kush for Breakfast（3位）

サティバ部門

1. Gelonade（ジェロネード） by Connected Cannabis（優勝）
2. Purple Strawberry Sherbet（パープルストロベリーシャーベット） by PhenoFinders Seeds（準優勝）
3. Purple Lemon Punch（パープルレモンパンチ） by The Plug Seed Bank（3位）

インディカ部門

1. Wedding Cake（ウェディングケーキ）by PhenoFinders Seeds（優勝）
2. Spumoni（スプモーニ） by The Plug Seed bank x Alien labs（準優勝）
3. Gelato 41（ジェラート41） by Connected Cannabis（3位）

大麻の関連イベントは他にもある？アメリカやタイでも開催

2020年は、日本のさまざまな有名イベントが中止や延期となりましたが、海外でも同じ状況です。

「世界大麻デー」である4月20日には毎年、世界各国で数多くの大麻に関連するイベントが行われますが2020年には軒並み中止となってしまいました。

中止により収入が絶たれたイベントワーカー達のチャリティとして2つの有名な大麻デーのイベントがオンライン上で行われたようです。

大麻デーに関するイベントはコロナ禍においても世界各国で毎年開催され続けており、ここ数年では世界的に大麻解禁の流れもあり年々拡大しています。

以下ではアメリカとタイで行われている有名なイベントを紹介します。

【MJBIZCON】アメリカで開催！世界最大の大麻ビジネスイベント

ラスベガスでは世界最大規模の大麻ビジネスカンファレンス【MJBIZCON】が行われています。大麻はアメリカの多くの州で合法化され利用が可能となったことから様々な人の注目が集まり、ビジネスとして発展していきました。

【MJBIZCON】は日本を含む約70ヶ国から35,000人を超える参加者が集まり、大麻関連製品やサービス展示会、講演者によるスピーチなどがあり非常に興味深い内容となっています。

2018年には1,000をこえる会社がブース出展されましたが、前年の679社による出展から大幅な伸びになり毎年規模が大きくなっています。今後も注目を集めるイベントとなるでしょう。

【世界ガンジャ祭】タイで初の大麻関連イベント！2020年に開催

タイでは2020年1月29日から5日間に渡り世界最大級の大麻フェスティバル「世界ガンジャ祭」が開催されました。

タイも日本と同じく大麻の取り扱いについて厳しく規制されてきたのですが、2020年には医療用大麻が合法化となり、大麻市場の注目度が一気にあがったことから開催に至ります。

今年はじめての開催となる「世界ガンジャ祭」は日本をはじめアメリカや中国、タイなどから技術や学術、ビジネスの分野における専門家から大麻支持者まで多くの人が参加されています。

大麻関連ビジネスの関連者や有識者達が集まり、貴重な情報交換の場所となるでしょう。

まとめ：カンナビスカップは世界最大の大麻の品評会！来年以降も必見

カンナビスカップは世界最大の大麻品評会であることがお分かり頂けたでしょうか。日々注目度が高くなり、出典規模やイベントは今後も大きくなっていくでしょう。

上記に紹介したものだけではなく世界各国さまざまな大麻品評会やイベントが開催されています。

日本においては大麻の所持は厳しく禁じられているだけではなく、日本人が海外で使用することも禁じられていることは忘れてはなりません。

しかし、海外ではこうした品評会やイベントが開かれている事実を知り、理解を深めておくのは大切なことでしょう。カンナビスカップ、来年以降も必見です。

※当メディアで大麻関連の情報を発信しておりますが、大麻の所持・使用を推奨するものではありません。日本では大麻の所持や栽培は法律により固く禁じられています。絶対に大麻を使用しないでください。

 

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