大麻とは日本では法律で規制されている麻薬の原料となる植物のことです。大麻は医学の治療や「ハイ」になるために使用されます。

 

「大麻を吸った後に運転するとどうなるの？」「大麻を吸って運転するのは違法なの？」などと疑問に思う方も多いでしょう。

 

本記事では、大麻摂取後の運転について解説していきます。この記事を最後まで読むことで、「大麻を摂取した後に運転したらどうなるのか」を理解できるでしょう。大麻がどのような影響を及ぼすのか、国や職業ごとの規制まで説明しているので、ぜひ最後までお読みください。

 

 

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大麻が運転に与える影響

大麻とは古くから栽培されてきた植物資源のことを指し、別名で「マリファナ」とも呼ばれています。大麻を摂取することにより「ハイ」になるため、大麻を取り入れた状態での乗車は運転に支障をきたします。

 

特に大麻の使用頻度が低い人は影響を受けやすいため、普段から使用している人に比べて運転が危険になる可能性が高いです。

 

主に大麻に含まれる「THC」の成分が車の運転に影響を与えます。摂取方法や大麻製品によって危険度が異なるのです。「THC」の含有量がおおければ運転の事故率も上がります。

 

大麻を吸って運転するのは違法

大麻を摂取した状態で運転するのは法律的に禁止されているのでしょうか。答えは「大麻を摂取して運転するのは違法である」です。アメリカでは大麻を摂取し「ハイ」になっている状態で運転することは違反となり、取り締まられます。

違法になる定義は州によって異なるため曖昧な法律としてあまり浸透していないのが現実です。ある州では一定の数値以上で違法なのに対し、少しでも「THC」が検出されれば違法になる州もあります。

 

人それぞれ成分が体からなくなるまでの時間差があるので線引きは難しいです。近年、大麻市場が大きくなっているからこそ早い段階で法律の線引きをはっきりさせるべきだと言われています。

 

大麻を吸って運転する際の影響度を判断する3つの条件

大麻が車の運転に影響を与えるといっても前述した通り、年齢や性別、使用頻度によって違ってきます。

 

大麻を吸った後に運転するときに支障度を確認する3つの条件を紹介します。

• 大麻の使用頻度
• 大麻の摂取量及び摂取方法
• 大麻使用者の年齢層

これらの要因によって事故率や変動が変わってきます。

 

大麻の使用頻度

普段からどのくらいの頻度で大麻を吸っているのかによって大麻が人に与える影響が変化します。

 

使用頻度が普段から少ない人は吸ってからすぐに運転すると、事故を起こす確率が高くなっていることがわかっています。基本的なハンドル操作にのみ集中し、運転速度や細かい技術にまで注意を払えなくなってしまうのです。

 

普段から使用頻度が高い人は大麻の影響を受けにくい傾向にあります。事故率は低く運転への支障が少ないです。

 

大麻の摂取量及び摂取方法

大麻をどのように摂取したのかどのくらい摂取したのかによっても運転への影響は異なってきます。摂取方法によって影響を与える成分である「THC」の吸引量が変わってくるからです。

 

大麻を気化させると多くの「THC」が発生するため「ハイ」になりやすく、事故を起こす可能性が高くなると言われています。

 

大麻使用者の年齢層

大麻を摂取する人の年齢によっても影響の大小に差が出ます。若者の方が事故を起こす確率は高く、大麻を取り入れていない状態でも注意が散漫になる若い層は危険運転が目立つでしょう。

 

「ハイ」になることによりスピードの出しすぎやあおり運転などによる事故が多く見られます。

若者は普段から大麻を摂取する人が多いため事故が多発しているのも事実です。

 

大麻を使ったハイ運転と飲酒運転はどちらが危険か

大麻を摂取した後に運転する「ハイ運転」とお酒を飲んだ後に行う「飲酒運転」ではどちらが危険なのでしょうか。

 

「ハイ運転」よりも「飲酒運転」の方がかなり危険であるという研究結果が出ています。飲酒をしてから運転する方が大麻後の運転よりも10倍も事故を起こす確率が高いのです。

 

大麻を大量に摂取した場合はかなり事故を起こす確率も高くなるのも事実です。最も危険なのは大麻とお酒を同時に摂取した状態で運転することで、かなり運転が雑になり大きな事故につながります。

 

大麻解禁州で交通事故が増加

現在、アメリカでは大麻が解禁され日常的に摂取する人も増えています。それに伴って大麻解禁州での交通事故が増加したという調査結果が出ています。

 

大麻が合法化された州では衝突事故が5%増加し、大麻が交通安全に悪影響を与えていると言われているのが現状です。大麻による運転能力低下が事故の原因と断定することも難しいため、具体的に取り締まるのは難しいと考えらえています。

 

合法化されている場所では、大麻を摂取した後の運転が交通事故につながるという自覚が必要になるでしょう。

 

仕事で車を使う人に対する法律

一般人の大麻摂取後における運転については説明しましたが、仕事で車を使う人にはどのような規制がされているのでしょうか。アメリカやカナダなどの大麻が合法とされている地域では基本的に一般人と同じ対処がされています。

 

アメリカとカナダでは対応が異なります。職種や組織によって規制の度合いはそれぞれです。

 

【カナダ】商用ドライバー

カナダなどの運転禁止の法律がない国では、ドライバーに対して国からの制限はありません。代わりに、州独自の政策で規制をかけています。

 

カナダの企業では勤務に適した状態で運転することを雇用者に求めていますが、ドライバーのプライバシーを守るという意味で、2013年には雇用者の無差別の検査を禁止するように最高裁判所が判断しました。

 

【アメリカ】レーシングドライバー

レーシングドライバー（アメリカ）に対しては団体から大麻の規制がされています。アメリカの自動車競技団体のNASCARでは全面的に大麻を摂取した状態での運転を禁止しています。

 

ランダム検査も実施されていて、陽性反応が出た場合は運転できません。大麻関係の会社がスポンサーにつくことも禁止しています。

 

まとめ：大麻を使用した際の運転は危険

ここまで大麻を摂取した後の運転の危険性や法律の規制について説明しました。大麻は海外では娯楽や医学的に親しまれ始めていますが、接種後に運転するのには危険が伴います。

 

実際に大麻が解禁された場所での交通事故が増えているのが現実です。大麻は運転にさほど支障がないという声もありますが、法律でも規制されており、事故にもつながります。

地域によって法律や規制が異なり、大麻摂取後の運転が許されている国があるのも事実です。

 

職業で運転をする人においてはより厳しい規制が課せられていて、スポンサーやステッカーまでもが制限されています。日本では大麻取締法によって禁止されているので、大麻を所持してはいけません。

大麻や大麻の影響について正しい知識を得ることは違法ではないので、大麻について理解を深めていきましょう。

 

※当メディアで大麻関連の情報を発信しておりますが、大麻の所持・使用を推奨するものではありません。日本では大麻の所持や栽培は法律により固く禁じられています。絶対に大麻を使用しないでください。

 

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