妊娠中に大麻を使用してしまうと母子ともに大きな悪影響を与える可能性があります。そのため、妊婦の人は大麻の使用を控えるべきと言われています。

この記事では、「妊娠中に大麻を使用した場合に母体と胎児にどのような影響があるのか」を詳しく解説していきます。お腹の中の子供のためにも、妊娠中の大麻使用のリスクを理解しておきましょう。

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妊娠中の大麻使用は母子ともにに影響を与える可能性がある

妊娠中に大麻を使用すると、生まれてくる子供に悪影響を与える可能性があります。マウス実験の結果によると、大麻に含まれるTHCが神経に影響を与えていることがわかりました。さらに、成長後もその影響が残り続けるため、胎児の成長を阻害する可能性があると言われています。

アルコールと同様に悪影響を及ぼす可能性があるため、妊娠中の大麻使用は避けた方がよいでしょう。

大麻が胎児に与える可能性のある悪影響を5つ紹介

前述しましたが、アルコールと同様に妊娠中の大麻使用は胎児に悪影響を及ぼすと言われています。

ここからは大麻が胎児に与える可能性のある悪影響5つを紹介します。

薬物中毒状態で生まれる

母親が大麻を吸うことで、お腹の中の子どもが薬物中毒状態になってしまうケースがあります。アルコール中毒の子どもが生まれたケースもあり、他の薬物でも胎児が依存症になることが確認されているのです。

未成年飲酒や大麻使用などの違法行為に走る可能性も考えられるので、妊娠中の使用は危険と言われています。

未成熟のまま生まれる

大麻の成分が子どもの成長を阻害するケースも報告されています。低体重で生まれたりに、胎児が小さいなど子どもが未成熟のまま生まれるという問題が発生しています。また、臓器や器官も未発達で生まれると合併症を起こす可能性もあるので大変危険です。

知的障害を持って生まれる

大麻の成分が胎児の脳に悪影響を及ぼすため、知的障害を持って生まれてくる可能性があります。

大麻を乱用すると心拍数が50％増加するため、脳細胞の細胞膜を傷つけてしまいます。細胞膜が傷つくことで脳障害を引き起こし、さらには知的障害が発生する場合もあるのです。

死産の可能性がある

未成熟の状態で生まれたりすることによって、最悪の場合流産や死産となる可能性もあります。

死産となってしまっては取り返しがつかず、後悔することでしょう。子供のためにも、妊娠中は大麻の使用を控えましょう。

奇形で生まれる可能性がある

妊娠中に大麻を使用することで、胎児が奇形になってしまうこともあります。胎盤を経由して大麻の成分が胎児に届いてしまい、身体や臓器に奇形を起こす可能性が高いと言われています。

胎盤を通過しない場合でも胎児に有害な作用を及ぼすことがあるので、妊娠中の大麻使用は控えましょう。

妊娠前の大麻使用は不妊の原因になる

ここからは、妊娠前に大麻を使用していた場合の悪影響について解説していきます。

妊娠前に使うデメリットとして、不妊体質になることがあげられます。妊娠前の大麻使用は、精子を弱体化させたり、卵子の発育を阻害することがあるのです。

妊娠中のみならず、妊娠前から大麻使用を控えることが妊活や母子の健康にとって重要なポイントになります。これから、男性側と女性側のそれぞれの影響について詳しくお伝えしていきます。

精子を弱体化させる

精子が弱体化することで、着床しづらくなる可能性があります。

実験によると、大麻を使用した人は2つの細胞経路においてDNAメチル化に異常があることが判明しています。１つ目は器官の成長をサポートする経路で、2つ目発育期の成長を管理するための遺伝子を含む経路です。

この2つの細胞経路に調節異常が起こると、遺伝子の働きに過不足が発生します。そうなると、精子の働きにも影響を与えるため、不妊につながると言われているのです。

卵子の発育を阻害する

卵子の発育を阻害する可能性があることも明らかになっています。

実際に、牛の卵子をさまざまな濃度のTHCにさらす実験が行われました。その結果、一般的な使用量でも卵子の発育スピードが遅れるといった症状が現れました。

発育スピードが遅れることで未発達の状態で生まれてくるなどさまざまな悪影響が考えられます。

まとめ：大麻は胎児に悪影響を与える可能性がある！妊娠中は吸っていけない！

この記事では、妊娠中の大麻使用の危険性についてお伝えしてきました。アルコールと同様に妊娠中の大麻使用は胎児に悪影響を与える可能性が高いため危険です。

薬物中毒や未成熟の状態で生まれたり、知的障害、奇形で生まれる可能性もあります。最悪の場合は死産のケースも考えられますので、妊娠中の大麻の使用は控えた方はよいでしょう。

また、妊娠前の大麻使用も不妊の原因になる可能性があります。男女ともに6ヶ月前には使用を控えることをおすすめします。

※当メディアで大麻関連の情報を発信しておりますが、大麻の所持・使用を推奨するものではありません。日本では大麻の所持や栽培は法律により固く禁じられています。絶対に大麻を使用しないでください。

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