2021.01.13 マリファナ
大麻の食欲増幅効果「マンチ」って何?対策法も紹介
「大麻による効果でマンチという言葉を耳にしたことがあるけど、どんなものだろう」
「大麻を吸うと太るというが、何か対策法はないのか」
などと思われたことはありませんか。
海外の映画やドラマで、大麻を吸った体格のよい人物がハンバーガーやスナック菓子、ジュースやお酒などを夢中で飲み食いし続ける場面を目にして不思議に思われたことがある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、大麻の食欲を増幅させる効果である「マンチ」の特徴やマンチが起こる科学的な理由、マンチをふせぐ方法について詳しく紹介します。
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マンチとは大麻による食欲増幅効果のこと
マンチとは、大麻(マリファナ)を吸ったときに起こる体の変化の1つ。語源は「Munchies(マンチーズ)」という英単語で、空腹感やスナック菓子という意味があります。その名の通り、大麻を吸うことでお腹がすいていなくても急に食欲が増し、食べ物を際限なく食べ続けてしまうという状態が起こります。
大麻を嗜好品として使用する人にとっては太ってしまうというマイナス要素になりますが、医療の現場では食欲不振の特効薬として優れた効果があると言えます。
マンチになる理由を解説
なぜ、大麻を吸うと食欲が増すのでしょうか。これまで数多くの研究者たちがマンチになるメカニズムについて研究を重ねてきました。そして、そのメカニズムを科学的に解明しています。
アメリアの名門校のひとつであるイェール大学の研究では、大麻の成分が影響を与える視床下部の脳神経細胞が特定されています。その特定の脳神経細胞が大麻の成分により刺激されることにより脳が誤った信号を送り出し、食欲増幅効果が生じるというものです。
そのため、例え食事を終えたばかりの満腹な状態であっても、大麻を吸うことにより脳に刺激が与えられることで、突然の空腹感に襲われるマンチという現象が起きてしまいます。
マンチのメカニズムを徹底解説
ここからは、大麻を吸うことによって食欲が増幅するマンチのメカニズムをさらに詳しく解説します。先述のイェール大学の研究をもとに、大麻を吸ってから体に起こる現象について順を追って一つひとつ確認していきましょう。
- 大麻の成分が脳細胞を刺激
- 大麻によって味覚と嗅覚が鋭くなる
- THCがドーパミンの放出を増加させる
- 食欲刺激ホルモン「グレリン」が放出する
①大麻の成分が脳細胞を刺激
先述のとおり、マンチは大麻に含まれる成分が脳細胞を刺激することにより引き起こされることが分かっています。マンチを引き起こす原因となるのは、「カンナビノイド」という大麻の成分です。
大麻を吸うと、まずカンナビノイドが視床下部にあるプロオピオメラノコルチンニューロン、通称「POMC細胞」と呼ばれる脳神経細胞を刺激します。
②大麻によって味覚と嗅覚が鋭くなる
「POMC細胞」は、平常時は食事を十分にとったタイミングで食べることをやめるように信号を発信してくれます。そのため、食べ過ぎ防止の大きな役割を果たしていると考えられている細胞です。
しかし、大麻を吸いカンナビノイドの刺激を受けることで、過食防止の役目を果たさなくなります。例え食事を十分にとったタイミングであっても、さらに嗅覚や味覚を鋭くし食欲を増幅する信号を誤って発信してしまうのです。
そのため、いくら満腹な状態であっても食べ物がおいしく感じられ際限なく食べ続けてしまうマンチという状態が起こります。
③THCがドーパミンの放出を増加させる
さらに詳しく解説すると、カンナビノイドのなかの「THC」という成分がマンチに深く関わっています。
アメリカ国立生物情報工学センターの情報によると、THCが脳内にある側坐核という部位に刺激を与えることでドーパミンの放出を増加させることが判明しています。ドーパミンは幸福感をもたらす神経伝達物質です。つまり、大麻に含まれるTHCが脳に与える影響により、食べることにより得られる幸福感が倍増するということです。
④ 食欲刺激ホルモン「グレリン」が放出する
THCがマンチに深く関わっているというのは、他にも理由があります。
アメリカ生化学分子生物学会の情報によれば、THCが脳の視床下部を刺激して「グレリン」というホルモンの放出を増加させることも判明しています。グレリンとは、胃で作られるペプチドホルモンです。視床下部に作用して食欲を刺激する役目を果たすので、大麻を吸いグレリンが大量放出されることにより、いくら食べたとしても空腹の状態が続くのです。
マンチの対策法5選
大麻を吸ってから体に起こる現象については理解できましたでしょうか。
ここからは、マンチをふせぐための対策を5つ紹介していきます。
- 大麻を吸う前に食べておく
- ナッツ類などの太りにくい物を食べる
- 水分を多く取る
- 清涼感のある物を食べる
- マンチになりづらい種類の大麻を吸う
①大麻を吸う前に食べておく
マンチの対策法としてまず最初にすべきことは、大麻を吸う前に食事をとっておくことです。お腹がすいたまま大麻を吸うとさらに空腹感が増すので、同じマンチの状態でも食べる量が何倍にもふくれあがってしまいます。
②ナッツ類などの太りにくい物を食べる
食事をとってから大麻を吸ったものの、どうしても空腹感が抑えられず何か食べたい衝動にかられた場合、なるべくカロリーの低いもの、太りにくいものを選ぶようにして下さい。
なかでも最もおすすめの食べ物はナッツ類です。十分な噛み応えがあり油分が含まれているので、満足感を得やすいでしょう。1粒ずつ細めに口に運ぶ必要があるので、たくさんの量を食べた錯覚も得られます。
ナッツ類の中でも塩がついていないヘルシーなものを選択すればさらにカロリーを抑えることが可能です。
③水分を多く取る
食べる前には十分な量の水分を準備することも忘れないで下さい。いくらカロリーが低いものでも食べ過ぎてしまうと体重が増加し、健康が害される恐れがあります。太ることは簡単でも、痩せるには何倍もの努力が必要です。
強い空腹感におそわれ食欲を抑えることが難しい場合は、水分を多くとってお腹をふくらませれば、いくらか食べる量を減らすことができるでしょう。
摂取する水分はもちろんコーラなどの炭酸飲料ではなく、食べ物と同様に水やカロリーの低いジュースなどヘルシーなものから選んで下さい。
④清涼感のある物を食べる
マンチの状態のとき食欲をまぎらわせる方法として清涼感のあるものを食べるという方法もあります。ミントには、食欲を抑える効果があります。清涼感の強いミンティアなど小粒で量が多いものであれば、少しずつ食べているうちに食欲が少しずつ抑えられるのでおすすめ。
また、歯を磨くことも有効です。口のなかをすっきりさせることで食べ物から意識を遠ざけることができます。
⑤マンチになりづらい種類の大麻を吸う
大麻にもマンチになりづらいものがあることをご存知でしょうか。THCと同じくカンナビノイドのなかの成分の1つである「CBD」は、THCが脳に与える影響を相殺する効果を持っています。
つまり、CBDの含有量が多くTHCの含有量が少ない大麻を選択すれば、マンチになる可能性を抑え、マンチになったとしても食欲の増幅を抑えることができるのです。具体的には、「Charlotte’s Web」「Cherry Wine」「Ringo’s Gift」などがよく知られています。
マンチは医療にも利用されている
マンチによる食欲増幅効果は、医療の現場では有効なものとして活用されています。癌やエイズをはじめとした肉体的な病気やうつ病などの精神的な病気で食欲不振に悩まされる方に幅広く効果をもたらすことが可能です。
食欲不振を甘くみてはいけません。重症化すれば、栄養失調から免疫力・体力の低下におちいり、一切食事をとることができなくなり最悪の場合は死に至るケースもあります。
日本では医療大麻としての利用も規制されていますので使用することはできませんが、大麻の使用が合法化されている国では、マンチは医療大麻の優れた効果として多くの食欲不振に悩まされる人を救っているのです。
まとめ:マンチの効果やメカニズムをしっかり理解しよう
この記事では、大麻の食欲を増幅させる効果である「マンチ」の特徴やマンチが起こる科学的な理由、マンチをふせぐ方法について詳しくお伝えしました。
日本では、法律により大麻やマンチを引き起こすとされるTHC成分の所持・使用が規制されています。嗜好品としてのみでなく医療目的としても規制されています。マンチの効果を実際に体験したり目にしたりすることがない人のほうが多いことでしょう。
しかし、大麻が合法化されている国では、今回ご紹介した「マンチ」は大麻による効果の1つとして有名な話です。マンチが体に及ぼす影響をしっかりと理解し、デメリット要素のみでなく医療現場では多くの食欲不振に悩む方の救世主となっていることも覚えておきましょう。
※当メディアで大麻関連の情報を発信しておりますが、大麻の所持・使用を推奨するものではありません。日本では大麻の所持や栽培は法律により固く禁じられています。絶対に大麻を使用しないでください。
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